澱粉を充分に貯蔵したカタクリ球根
ペレポスト2号ゴールド使用。
黄色・・・・増殖した球根。
この澱粉は、
葉の光合成のみで作ったものではない。
枯れ落ち葉由来の糖も含有している。
その証拠として・・・
枯れ葉のないの含有しない用土栽培、
木材腐朽菌の生息しない栽培では、
翌年生きるために充分な澱粉を貯蔵できないために、
翌年作落ちし、翌々年には絶種する。
5年前5球根ペレポストに植えた。
増殖して現在19球まで増殖。
もう1鉢ある。2鉢で19球根。
一年おきに植え替え。
この健康な姿。
里山の雑木林の林床は・・・無病息災。
木材腐朽菌が主役の世界である。
ペレポスト以外の用土では、
里山の林床の植生を再現できない。
カタクリチャワンダケ。
アネモネチャワンダケ。
炭素循環を構築する木材腐朽菌には、
こういうチャワンダケの仲間もいる。
そういうことで、ペレポストでカタクリ栽培の実証試験を5年前から継続してきた。
ペレポストによるカタクリ栽培の可能性について、本講座で何回か速報してきた。
ようやく、ペレポストでカタクリが見事に生育し、
球根が肥大増殖することが実証されたので報告する。
はじめに。
カタクリは百合科の植物で、雑木林の枯れ落ち葉が厚く堆積した中に自生する。
日本各地の雑木林に大群落を作る植物であるが、
その栽培は・・・簡単なようで難しい!
洋蘭栽培と比較しても、その栽培は・・・ズート難しい。
ラン科の多くの原種のように、水ゴケ、バーク、軽石、鹿沼、杉皮・・・などでの栽培では、
カタクリは2,3年で絶種する。
肥料を与えても・・・絶種を防ぐことが出来ない。
自生地の近くの庭に移植しても・・・絶種する。
なぜ、里山の雑木林の林床の群生している日本の植物が、
栽培が難しいのか??・
この問題を、日本の園芸も、農業も説明、解明してこなかった!
例えば、ランつくりの名人が、メロンつくりの名人が、ミカンつくりの名人が、
カタクリ栽培に挑戦しても・・・これまでの園芸、農業の技術、常識では・・・絶種する。
現在市販されているいかなる用土でも、カタクリ栽培は不可能である。
つまり、光合成と肥料の理論だけではカタクリを説明できない・・・ということである。
であるならば・・・ほかに別な澱粉に関するシステムが構築されていると考えられる。
植物のエネルギーは「糖」。
光合成で作る糖のほかに・・・何所にある?
宇井清太は・・・ここでイラメいた!
枯れ落ち葉!
落ち葉は・・・焚き火だ、焚き火だ・・・落ち葉焚き・・・・童謡にある!
落ち葉・・・・リグニン、セルロース・・炭素の塊。
だから・・・落ち葉は燃える。
リグニン、セルロースを分解する菌。
キノコ・・・。
醗酵する菌ではない!
嫌気性菌ではない!
里山には・・・・腐敗臭がないではないか。
醗酵する菌が林床の主役なら・・・・醗酵熱で・・・種子が死ぬ!
里山の雑木林は・・・秋に毎年枯れ葉を地表に落とす。
毎年!
これが炭素循環の原料。
この原料を木材腐朽菌が分解。
この分解は「腐葉土」つくりではない。
ここまで書けば・・・ペレポストでカタクリが作れる理由が、
この講座を読んだ人は理解出来るだろう。
細かい栽培技術は・・・皆さんご研究ください。
カタクリは里山の光負け組み植物である!
光合成の澱粉のみでは多量の「カタクリ粉」を作ることは出来ない。
枯れ落ち葉の炭素。
二つの炭素でカタクリ粉は製造されている!
だから、カタクリは・・・これまで使用されてきた用土では作ることが出来ない。
植物工場でも作ることが出来ない!
枯れ落ち葉とラン菌(木材腐朽菌)があって・・・生育できる植物である。
里山で毎日行われている木材腐朽菌による炭素循環。
負け組み植物が・・・生き延びるために、この炭素循環システムを利用して生きてきた。
したがって、炭素循環のない用土では、カタクリは生存、繁殖することは出来ない。
ラン科植物よりも・・・更に深く炭素循環に関って生きている。
植物栽培は・・・実証が絶対のキメテ。
机上の論、論文の世界ではない!
ペレポスト。
8年の実証栽培で・・・膨大な試験データー、オリジナル画像を蓄積した。
この一部を本講座に掲載している。
特許に微妙にからんでいるので、相当深く記述しているが、
全て掲載しているわけではない。ご理解お願いいたします。
ラン愛好家は、ランが最も素晴らしい植物だと信じているので、
カタクリなど・・・栽培したいと思わない。
しかし、ランよりもっと栽培が難しい。
水ゴケでは絶対に作れない。
バークでは絶対に作れない。
軽石でも作れない!
ペレポストの栽培を会得するためにも、一度カタクリを栽培して見ると良い。
カタクリがペレポストで作れるようになれば・・・・
ほとんどのランは、植物は作れるようになる。
ラン菌による炭素循環栽培を正しく理解出来るようになる!
ほとんど、全ての山野草が素晴らしい生育になる。
枯れ落ち葉の多少を加減するだけで・・・。
ペレポスト。
ラン菌による炭素循環栽培法の正当性を実証するには、
1 ペレポストで蘭の種子を発芽を実証する。
宇井清太が発見した木材腐朽菌が本当にラン菌である証明。
2 蘭の地植え栽培で実証する。
自生地の生態系を再現出来る証明。
自生地再生可能の証明。
3 枯れ落ち葉の炭素循環で生きるオオタニワタリ、カタクリ栽培で証明。
科学的な発明で、最も大切なのが実証証明である。
本当に再実験で同じ結果が・・・他所の場所でも同じになるか・・。
STAP細胞でもめにもめているが・・・・。
STAP細胞を公開すれば・・・決着が付くのに・・・!
実証こそ真実である
カタクリのペレポスト実証栽培
kouza 2ar